ドローインに要注意

また!腰痛の方からこんな話を聞きました🥺

 

リハビリやジムでよくある腹筋強化の指導。

でもそれが、かえって腰痛を引き起こしていることが本当に多いんですよ!!

 

こんにちは

東京小金井のピラティストレーナー箕田泉です。

以前はテニスコーチをしたり、全国大会や全日本ベテランテニスを目標に試合に出ていましたが、膝の手術・リハビリの失敗から断念😿歩くのも大変な日々から脱出させてくれた理学療法士・中村尚人氏のピラティス・ウォーキングメソッドを皆さんにお届けしています💪

長年使ってきた私たちアラフィフ世代のカラダ。痛みや不調を出さずに、快適にかる~く動けるようにサポートさせて頂いています💛

 

腰痛対策に、お腹に力を入れよう!とリハビリやトレーニングで言われたこと、ありませんか❔

 

そう!ドローイン!

でも・・・そのドローインが腰痛を引き起こしていることも多いんです。

 

ドローインを頑張っている方、必見です!

 

先日もこんな方に出会いました。

「腹筋は意識してますが、腰痛で、腰の下の方に出っ張りが出てきた気がします。。💦」

 

この方の場合、以前腰痛が出て病院に行ったときにドローインを指示されたそうです。

お腹に力が入る感じがして、常に気にしていて、一旦は良くなった気がしたそうですが、やがて鈍痛が常にあるようになり、仰向け時に出っ張りがローラーなどに当たる感じがするように。。

 

ドローインはスポーツクラブでも、腰痛予防のために指示するインストラクター・トレーナーが多いんです。

 

 

今日は

◆ドローインが腰痛の原因になるのはなぜ?

◆腰痛予防に必要な腹筋は?

◆まとめ

 

こんな内容でいきます。

 

 

ドローインが腰痛の原因になるのはなぜ?

 

ドローインとは、呼吸とともにお腹を凹ませること。

矢印の方向への力になります。

 

でも、そうすると、本来ある腰の自然な反り(腰椎の前弯といいます)を反対方向、つまり腰を丸くする方向にしてしまうんです。

いつも腰を丸くしてろ、ということになります😱

 

腰のすべり症があるから、ドローインをしましょう、と言われて頑張り続け、慢性の腰痛の方が、できる範囲のニュートラルで腰痛が出なくなった、というケースとたくさん出会ってきました。

こういう時は、まずニュートラルで痛くないか、そこで軽い負荷で動いて痛くないか、少しずつ様子を見ていきます。

 

これ、ピラティスインストラクターでも多いんです。

インプリントといって、お腹に力を入れ、仰向けの時に腰の後ろの床との隙間をなくすのです。

時には意識的にこの姿勢をとることがありますが、ほとんどのエクササイズの時にいつも、という指示の団体もあるようです💦

 

インストラクターの場合、インプリントをキープすることが正しいと習ってきたので、納得するまで時間がかかる方もいらして、苦労することも・・😳

 

生物としてのヒトにとって、自然なニュートラルが負担がもっとも少ないので、そこに近づけ、キープすることが大事なんですね😉

 

 

 

腰痛予防に必要な腹筋は?

 

生物としてのヒトにとって、ニュートラルが最も少ないということは、食料を探したり、敵に気づくためにために伸びて遠くを見る姿勢、つまり、伸びることが大切。

(ちなみにこの位置は、上も下も均等に視野に入るため、近くの敵や障害物もよけられます😉)

腹筋を含めた力の方向は、重力に負けない方向。

 

 

例えば下のように、いろいろ態勢を変えてもキープできる力が大切。

 

エクササイズでは、上(頭と足・座骨を伸びあう)に伸びることで、姿勢を維持する腹筋力を養います。

ヒンジバックや伸びる腹筋は、初めはそんなにきつく感じないかもしれません。

 

でも、姿勢を維持するということは、意識が働くほどの筋肉の使い方ではないですよね。

くりかえすうち、う~ん、効いてきた~🎵、そんな感じかもしれません。

 

ヒンジバック

ヒンジバックツイスト


フロントプル・これはキツイ人も・・

胸から上を少し反るとお腹への負荷が上がります

エッジ・トゥ・エッジ捻りを止める腹筋も・・

伸びる腹筋ツイスト


 

団体代表・理学療法士の中村尚人の書籍もあります📚

右は代表のスタジオで勤務していたころ。


まとめ

 

いかがでしたか❔

ドローイン・・

お腹の意識を作るためにたまに行うくらいはいいですが、腰痛予防の腹筋としては危険な面もありますので、くれぐれもやりすぎないようにしましょうね!

 

では、今日もありがとうございました💛